自動車保険の使用法
自動車保険を安くするという事は、事故を起こす可能性や事故の被害を小さくする事になると思います。
事故の確率
基本的に、自動車事故は「自動車を運転していなければ」起きません。逆に言えば、事故を起こしたときに、自動車を運転していれば、自動車事故となるのです。つまり、自動車事故を起こす可能性が高い人は、自動車の乗る機会が少ない人より、自動車に乗る機会が多い人という事になります。
自動車保険に入る方は、自動車をどのように使っているのでしょうか?基本的には、「通勤や通学」、「日常的(買い物など)」、または「業務目的」などが主だと思います。保険料はこの使用目的によっても値段が変わってきます。基本的に、「日常的」、「通勤や通学」、「業務目的」と言う順番で高くなっていくと言われます。「日常的」と言えば、基本的に買い物やレジャーなどになると思いますが、大体の人は平日は出勤していることが多いでしょう。そのため、休日や祝日などの休みが多いと思います。つまり、祝日が無い場合は週に2回が最も多くて、人によっては、今週は使わなかったという事もありえるという事になりますね。それも、何時間も使うという事は、レジャーぐらいでしょうから、事故を発生する確率はグッと下がります。
「通勤や通学」として使用する場合には、自動車の運転は、18歳未満(高校生以下)は通学での使用は、基本的に禁止されていますから、大学生や社会人になります。大学生はともかくとして、社会人の場合には、週に5日の出勤となりますので、「日常的」と言う場合には、使用頻度が高いのですが、その時間はそこまで長くは無いでしょう。それでも、朝早くや夜遅くなどは、眠気や疲れ、急ぎなどのため、事故を起こす可能性は高くなるでしょう。
最後の「業務目的」の場合は、言わなくとも分かると思います。使用頻度は週5日~毎日で、時間は業務時間の8時間の場合もあります。長距離のトラック運転手は高速道路を、タクシードライバーなどは街中を走行しますので、それだけでも事故の確率はグッと上がります。そのため、上記の2つの場合に比べ、保険料は高くなるのでしょう。
保険会社と事故
保険会社としては、被保険者に事故を起こして欲しくないのが当たり前です。例え、月数千円~数万円という金額を払ってもらっていたとしても、事故を起こされて、死亡事故や後遺障害を起こした場合には、数千万円以上の支払いを行うことさえあります。もちろん保険会社は、会社なのですから、利益の追求が第一となるはずです。法律に反しない範囲でですが。そのため、保険会社としては、事故を起こさないことを被保険者に望んでいます。
つまり、保険会社は、事故を起こさないことを望むので、事故を起こしにくい方をたくさん入れることが望ましいのです。そのため、保険会社は自動車の使用頻度によって、事故を起こす可能性が高いと判断します。そのため、使用頻度を考慮した保険額を提示してきます。それを高いと取るか、当然と取るかはその人の価値観の違いです。
ちなみに、保険会社の判定基準は、「日常的」、「通勤や通学」、「業務目的」を例として紹介しましたが、会社によっては違ってきます。判定基準が日常的と通学が一緒の場合もあれば、基準の数が2つの場合もあると思います。提示された保険額を高いと取る方は、いろいろな保険会社へ保険料の見積もりをお願いしてみてはどうでしょうか?